脱原発へ

原発「段階的廃止」が74%。

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福島第一原発

朝日新聞社が6月11日、12日に実施した世論調査によれば、「原子力発電を段階的に減らして将来はやめる」ことに74%が賛成と答え、反対は14%だったという結果が発表になりました(『朝日新聞』2011年6月14日付朝刊)。

調査結果によれば、「原子力発電を利用する」ことに賛成は37%、反対は42%。4月の調査では賛成のほうが多かったのが、5月の調査では逆転し、反対が多くなる傾向が続いています。原子力発電の利用に賛成の人でも、そのうちの63%が「段階的に減らして将来はやめる」ことに賛成と答えています。

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(『朝日新聞』2011年6月14日付朝刊)。

定期検査の運転停止している原発については、「国が求める安全対策が達成されれば、定期検査が終わった原発の運転を再開する」ことに賛成が51%、反対が35%。
風力や太陽光など自然エネルギーについては、「将来、原子力発電にとってかわるエネルギーになる」が64%、そうは思わないが24%でした。

すでにドイツやスイスは脱原発に動き出し、イタリアも国民投票で、暫定開票結果ですが、原発凍結票が94.5%を占めて、原発の新設や再稼働が無条件に凍結されることになりました。

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(『サンデー毎日』2011年4月11日号、広河隆一撮影より)

フクシマの被害が深刻化する中で、国民の脱原発の意識が少しずつ増えているのが分かりますが、まだ「安全神話」にとりつかれている人も多いことが、今回の世論調査からも知られます。
現在の原発技術は未完成で危険なものであるということ、世界有数の地震国・津波国である日本に集中立地することは危険極まりないこと、原発事故の危険を最小限のものとする措置をとったとしても安全な原発はあり得ないこと、そうしたことを考えれば、まだまだ国民は「安全神話」にとりつかれている人が多いといえます。

少なくとも「原発ゼロ」に向けて、浜岡原発・福島第一原発の廃炉、プルトニウム循環サイクルからの撤退(青森県六ヶ所村の再処理施設の閉鎖、高速増殖炉もんじゅの廃炉)など原発縮小にただちに進めることから始めるべきだと考えています。

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