「保育園探し 超難関」

都市部では保育園の入園待ちをする「待機児童」が大きな社会問題になっています。

『読売新聞』4月5日付朝刊には、女性記者の体験をもとに保育園探しと職場復帰の現状をルポした記事が掲載されています。

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『読売新聞』4月5日付朝刊

宮木優美記者は、昨年8月に出産、今年8月に職場復帰を予定していますが、認可保育園の希望者が多く、年度途中での入園は「ほぼ絶望的」で、「来春の入園を目指すとしても、1歳児での入園は0歳児以上に厳しいと聞いた。フルタイムの共働きというだけでは、認可園の入園は難しそう」と話しています。
認可の場合、ひとり親など、より優先度の高い世帯から入園が決まるため、優先度を上げるために認可外の保育園に預けて働き始める人もいます。宮木記者も認可外の園3か所に申し込んでいるが、それも60人待ちの状態だ、と現状を報告しています。

待機児童は0歳児より1歳児の方が多いので、育児休業を取ると育休明けに子どもを保育園に入れるのはより難しくなるのが実態です。

厚生労働省の調べでは、平成22年4月の待機児童数は26,275人、10月は48,356人で1.8倍に増加しています。年齢区分別では、22年4月待機児童数26,275人のうち、0歳児は3,708人、1~2歳児は17,829人、22年10月待機児童数48,356人のうち、0歳児は17,432人、1~2歳児は24,978人と、0歳児より1~2歳児の方が圧倒的に多いことがわかります。また、4月時点より10月時点の方が待機児童数は多くなっていますから、年度途中での入園は「ほぼ絶望的」というのは当たっています。

三鷹市の場合も、平成23年度入園申し込みの倍率は、0歳児5.64倍(定員201/申込1134)、1歳児9.46倍(定員130/申込1231)、2歳児8.13倍(定員81/申込659)で、1歳児の倍率が高くなっているのがわかります。

三鷹市では、今年4月から、まなびの森保育園三鷹の新設、第二小羊チャイルドセンター分園の設置、椎の実子供の家別棟増設で、定員が89名増えましたが、焼け石に水の状態です。

息子夫婦の場合も、フルタイムの共働きで、1年間の育児休業を取ったため、1歳児での入園申し込みでしたが、認可保育所には入園できませんでした。

育児休業の制度があっても、子どもが保育園に入園するのは0歳児以上に困難になるとすれば、育児休業の意味はなさなくなります。場合によっては、子どもが入園できないために、職場復帰をあきらめたり、あまり環境の良くない認可外に預けざるを得なくなるケースもあります。

政府・自治体は、待機児童を解消するために、認可保育所の新増設を早急に進める必要があります。親たちの保育園探しの苦労をなくすことが求められています。

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