多摩9大学合同研究会

東京多摩私立大学広報連絡会と多摩地区高等学校進路指導協議会との平成29年度合同研究会が10月6日、亜細亜大学で行われ、参加してきました。

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研究会のプログラムは、次の通りでした。
第1部 講演 後藤健夫氏(教育ジャーナリスト)「これからの高大接続-様変わりする社会と教育-」
第2部 分科会
第3部 全体会

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後藤さんの講演は、(1)これからの社会で求められる能力は4つのC(Creativity, Critical thinking, Communication, Collaboration )であり、そのために必要なのは主体的・対話的で深い学びであり、探究的な学習であること、(2)高校では高2からは大学入学準備教育、すなわち研究のための学び方をいち早くギャップをなくすスムーズな学習進行ができるようにすることであり、そこに高大接続の意味があること、(3)大学入試改革は、優れた資質・能力を有する多様な入学者の確保と受け入れ環境の整備進められてはいるが、4技能英語テスト、共通テスト、個別試験などはどうなるのか、混乱は必至の状況であること、(4)高校eポートフォーリオの問題や学力仲介層の学習意欲の減退と如何に向き合うかなどの問題が課題となっていること、などを指摘されたもので、最後に「若者の未来を明るくするものは教育である」と結びました。

分科会では、大学入試改革に対する高校側、大学の対応を中心に質疑、意見交換が行われました。

全体会では、分科会での報告と参加者との懇談があり、後藤さんと久しぶりにお目にかかり、高大接続や専門職大学のことについて意見交換することができました。

いま高校現場ではようやく、学習指導要領の改訂にあわせてカリキュラムや大学入試改革に対する対応の取り組みが始まりつつあるという状況のようでしたが、高大連携・高大接続の問題では、高校側が主体的にキャリア教育に取り組み、大学側と連携して生徒が課題研究に取り組むことができる環境をつくっていくなど、新しい大学入試改革に対応した取り組みをしていくことが求められていると思っています。

この合同研究会も回を重ねてはいますが、大学側の加盟校も減り、高校教員の参加者も少なくなっています。広報連絡会にはぜひ加盟校を増やしていただくとともに、高校の先生方には、今回の研究会のテーマのように高大接続のあり方など、重要な事柄が議論される場となっているので、ぜひ多くの先生方に参加してほしいと思っています。

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