奨学金問題

今週の「職業指導」の授業は、奨学金問題を取りあげ、日本の奨学金制度の変化、有利子の貸与人数の増加、奨学金滞納者の急増と回収問題など、日本の奨学金制度の推移と現状を説明したあと、どうして学費が払えなくなったのかiについて、高い大学の学費、日本型雇用の崩壊による非正規雇用の増加と平均賃金の低下、大学進学率の上昇などの要因があることを説明、そのあと学生同士で、経済的に恵まれていない家庭の生徒が大学進学の相談があった場合、奨学金を利用して進学を勧めるかをディスカッションしてもらいました。

授業を受けた学生のリアクションペーパーには、次のような感想が書かれていました。

・自分自身奨学金を借りて大学にきている身として改めて、深く考える内容の授業だった。奨学金は借金であるという自覚を持つ必要があり、借りるのは各人の自由ではあるが、その後の返済計画をきちんと立てることができるか、利子はあるのかないのか、制度の内容の確認など、借りる前に一度深く考え、家族と話し合うことが重要だと思った。
自分の通っていた中学、高校もそうだったが、奨学金の制度の内容、種類に関する知識が少なすぎる。先生が理解し切れていないという実態も改善しなくてはいけないと思った。

・自分も母子家庭で、奨学金を借りているので、今日やった内容は自分にも当てはまり、とても考えさせられました。

・奨学金の説明など聞いたことも聞く機会もなかったので、奨学金問題が深刻だと気づけたので、教師はよく考えて行動や言葉にしないといけないなと思った。


ようやく金額も人数も少ないものの、給付型奨学金制度が始まりました。しかし、大学生の2人に1人が貸与型奨学金を利用し、滞納が急増している中で、進路指導の中で、奨学金問題をしっかり生徒や保護者に理解させておくことが求められています。
学生たちが将来、教職に就いたときに、きちんと奨学金問題を理解して、生徒や保護者に伝えることができるように、そして進路相談にのれるようになってほしいと思っています。

大学のキャンパスも紅葉で秋の深まりを感じさせてくれていました。

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