第三者評価フォーラム

文部科学省委託事業の「職業実践専門課程」の第三者評価フォーラムが2月13日、アルカディア市ヶ谷で開かれ、参加してきました。

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専門学校の社会的評価の向上を図るためには質保証・向上が課題となっており、職業実践専門課程を基軸とした質保証・向上のさらなる充実が求められています。その方向性としては学校評価と情報公開を進めること、とくに職業実践専門課程の認定校では第三者評価を実施し公開することが課題とされ、現在、文科省の委託事業として第三者評価システムの構築が議論され、その試行が進められています。このフォーラムは、その委託事業の中間報告の場として設けられたものです。

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当日のプログラムは、次の通りでした。
1.開会挨拶 大久保 力(非特定営利法人私立専門学校等評価研究機構・副理事長)
2.基調報告 「専門学校における質保証と職業実践専門課程」 白鳥 綱重(文部科学省専修学校振興室・室長)
3.各分野における第三者評価の検討状況等
 自動車整備分野 佐藤 康夫(東京工科自動車大学校・校長)
 情報・IT分野 植田 威(学校法人岩崎学園・経営企画部長)
 美容分野 川口 昭彦(一般社団法人専門職高等教育質保証機構・代表理事)
4.「職業実践専門課程の質保証と第三者評価の仕組みの在り方」 関口 正雄(東京メディカル・スポーツ専門学校・校長)

報告の中では、関口校長の報告を興味深く聴くことができました。
関口校長は、新学校種「専門職大学」への専門学校の意向は限定的になるとの見通しのもと、「専門学校は、教育の質の保証が制度的に担保されていないため、必ずしも適切な社会的評価を得られていない」(教育再生実行会議第5次提言)とされた現状にとどまることになるとし、大学と同様に第三者評価を行うことが専門学校全体の社会的評価の獲得に繋がっていくという観点から、専門学校の質保証・向上を図るためにも、職業実践専門課程での第三者評価の実施が求められていることを説明されました。

職業教育に対する認識・評価が低い日本では、専門学校が社会で必要不可欠な実践的な職業教育を行っているにもかかわらず、大学よりも社会的評価が低い現状があります。こうした現状を打開いるためにも、職業実践専門課程に認定された学校を中心に第三者評価を行っていくことは大きな課題になっていると思っています。
専門学校における質保証・向上のさらなる充実をどのように進めていくのかを考える上で参考となる話をうかがうことができたフォーラムでした。

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