「ブラック企業の見分け方」

2015年春に大学卒業を予定する大学3年生の就職活動が12月1日、解禁されました。景況感の改善で企業の採用意欲は高まっており、明るさが出始めているといわれています。しかし、求人数が多少増えても、大手企業は採用基準を満たした優秀な学生しか選ばない「厳選採用」を続けるとみられ、狭き門には変わりないとみられています。

この就活開始を前に、『朝日新聞』11月30日付朝刊に上西充子さん(法政大学)が「私の視点」欄で、「ブラック企業 就職ナビに頼らず自衛を」という文章を書かれています。

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、『朝日新聞』2013年11月30日付朝刊

就活生は「ブラック企業には行きたくない」と思っていても、就職ナビが勧める流れに乗るだけでは、ブラック企業に対しては無防備であること、ブラック企業は「就職四季報」で新卒者の3年後離職率が高い企業、無回答の企業かどうかで推測できること、また、悪質なブラック企業は、学生が労働法を「知らない」ことや、問題状況に「抵抗しない」ことにつけ込んでくることなどを説明しています。そして、上西さんが今野晴貴さん・常見陽平さんと「ブラック企業の見分け方」という小冊子を作成したことを紹介し、「ブラック企業対策プロジェクト」のホームページ(http://bktp.org/)で無料公開しているので、「むやみに恐れずに相手を知って自衛しよう」と呼びかけています。

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この小冊子は、就職ナビと「就職四季報」の違い、「会社四季報」や新聞記事データベースビジネス雑誌や人事担当者向け専門誌の活用、大学キャリアセンターの活用、求人情報の読み取り方などが説明されており、ブラック企業にとどまらず、一般企業を検討する際にも役立つものとなっています。もしブラック企業に入ってしまった場合には、①自分を責めない、あきらめない(不当な労働に対しては権利の行使をあきらめない)、②記録をとる、③相談しましょう(ブラック企業被害対策弁護団、NPO法人労働相談センター、POSSEなど)をおぼえておくように伝えています。
ぜひ活用してほしいものです。

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