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<<   作成日時 : 2017/01/12 13:09   >>

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今週から新年の授業が始まりました。キャンパスは、風がなかったせいか、陽の当たるところは明るく暖かい感じがしました。

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「生徒指導及び進路指導」の授業は労働法教育について、その必要となっている背景を説明した上で、労働法教育を先駆的に行っていた高校の事例を紹介しました。
また、学生たちにはアルバイトのアンケートをし、それをもとにアルバイトでどんなトラブルがあったのか、そのトラブルに対してどのようなことをしたか、きちんと解決するためにはどのようなことが必要か、をグループディスカッションをしてもらいました。

アルバイトに関するアンケート結果では、9名の受講生中、高校時代にアルバイト経験があったのは2名、大学に入学してからは、現在アルバイトをしているのが5名、経験があるのが4名でした。
アルバイトの業種は飲食業、コンビニなど販売業で、週平均2.9日、1日平均5.0時間、働いていました。
契約(労働条件)を記載した書面をもらっていたのは4名、見せられただが4名、もらっていないが1名でした。
サービス残業の経験があるのは3名でした。
アルバイトで、おかしいと思ったり、トラブルにあったこととしては、「給与明細を渡されない」「有休を勝手に消化されている」「朝のシフトが足りないときに入ってくれと言われ入るが、夜のシフトで足りないときは協力してくれない」「店長がいないときのトラブルを任されてしまった」など、が記述されていました。

グループディスカッションの中では、おかしいと思っても、「なにもしなかった」というのがほとんどでした。なかなか店長などの上司に言えないということがあるようでした。

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授業の感想では、「子どもたちを守るためにはワークルール教育は大切であると考えさせられました」といった感想が多かったのですが、アルバイトをしていて実際にトラブルにあったときに学生自身は「なにもしなかった」という実態をどう変えていくのかが問われています。
筒井美紀さん(法政大学教授)は、『殻を突き破るキャリアデザイン』(有斐閣、2016年)の中で、こうした問題の解決には、時間的にも心理的にもコストがかかるので、自分が我慢した方がましと思ってしまうが、「働くことに関して失うものが相対的に少ない大学生のときに、権利行使の「肩慣らし」をしておくのは、良い備えになる」とし、労働相談の専門機関などに間に入ってもらって問題を解決してもらうというような経験をしておくことをすすめています。
労働者の権利侵害という知識と、それに向けた解決に向けた相談という行動との乖離をどのようになくしていくのか、が問われているのであり、その乖離をなくしていくためにも普段から扶け合う職場をつくっていくことの努力が、アルバイトでも求められている思っています。

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