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zoom RSS 財津昌樹「言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展」

<<   作成日時 : 2016/11/05 21:17   >>

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11月5日、財津昌樹の「第26回 言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展」が開かれている東京・新宿の全労済ホール、スペースめゼロギャラリーに行ってきました。

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この展覧会は、社会問題をテーマに1992年よりユニークなカレンダーを制作しているデザイナーの財津昌樹さんが、10月31日から11月7日までスペース・ゼロギャラリーで開くカレンダーの展示会「第26回 言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展」を知らせるための中刷り広告を鉄道会社に申し込んだところ、拒否されたということが『週刊金曜日』10月28日号に掲載され、ネットでも話題になっていました。そこで、どんな作品が展示されているのか、興味を持ち、行ってきたものです。

会場には、何人か見学者がきていました。スペースはそれほど広くはありませんが、ポスターの作品が10数点展示されていました。どの作品も、社会風刺を効かせつつ、財津さんの環境や平和にたいする思いが込められたものでした。

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『週刊金曜日』によれば、財津さんは、カレンダーを毎年制作して、原画作品の展示会を開催していますが、毎回そのポスターを鉄道の中刷り広告に出して宣伝をしています。今年も各鉄道会社に9月末に中刷り広告を申し込みましたが、OKしてくれたのは京王電鉄だけで、小田急電鉄、都営新宿線(東京都交通局)、東京メトロ(東京地下鉄)の3つの鉄道会社から拒否されました。掲出拒否の理由は「意見広告だから」ということです。
そのポスターのコピーは以下のようなものでした。

ダメヨン晋ちゃん

ケーキ屋の健ちゃんも
花屋のチエちゃんも
分かっている
武器や軍隊に
お金をかける分
仲良くするために
お金を使えばいいじゃん
きっと
お釣りがくるよ?
このことに目をそむける
政治屋の晋ちゃん
「防備は攻撃を引き寄せる」モンテーニュ
アメリカがそれを証明しているのに……ネ


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財津さんは、次のように言っています。「電車の中刷り広告を申し込んだのは今回で4回目。これまで断られたことなど一度もありませんでした。過去のポスターは、今回に比べてもっと“意見広告”めいたものになっていたにもかかわらず、なぜ今回のものがダメなのか。不可解です」
こんなことは初めてのことですが、過去のポスターと違うのは「晋ちゃん」の文字とイラストがある点。
財津さんは、さらに次のように警鐘を鳴らします。
「日本は報道の自由度ランキングで今年、61位から10位以上ランクを落として72位になりましたね。報道だけではなく、明らかに社会全体が委縮していることの反映だと思います。すでに大変な時代になりつつあるということです」

私は会場で『言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう』(花伝社、2013年)を買い求めました。

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そのなかに次のような一文がありました。


アホ派

この国には
ハト派がいます
タカ派がいます
でも一番多いのが
アホ派です

あとひとつ原発事故が起きたら、
本当の終わりが
はじまるのですから
 *アホ派=過ちを教訓とせず、同じことを繰り返す人々


本を買ったら、2017年の「トイレで知る・考える」カレンダーをいただくことができました。

カレンダーの4月「沈黙は禁なり」には次の一文がありました。


沈黙は禁なり

「原発再稼働」に
「戦争法案」に
「秘密保護法」に
「武器輸出」に
「沖縄の基地問題」に
多くの国民が反対しているのに
なぜ推し進めるのか

キング牧師は言いました
「最大の悲劇は 悪人の圧制や残酷さではなく
善人の沈黙だ」……と


今年の春、NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスター、TBS「NEWS23」の膳場貴子キャスターと岸井成格・番組アンカー、そしてテレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスターなどが次々と降板させられました。
報道キャスター“総入れ替え”のような事態となった背景には、政府・自民党からの「偏向報道」の圧力や右派の「偏向」攻撃に「忖度」した放送局側の「自主規制」があったものと考えられています。
高市早苗総務相(当時)は、政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局に「電波停止」を命じる可能性にまで言及しました。

さらに、最近では、全国の自治体で、「平和」とか「憲法」とかの名称のつく集会についも、従来であれば自治体の後援が得られたものが得られなくなったり、公民館など自治体の施設使用の許可が下りないなどの事態が各地で相次いでいます。

キング牧師の言う「善人の沈黙」の空気が日本全体に広がりつつあります。

私たちは、次の言葉を噛み締めたいものです。
「私たちには、今日も明日も困難が待ち受けているが、それでも私には夢がある。
 闇は、闇で追い払うことはできない。光だけがそれを可能にする。
 憎しみは憎しみで追い払うことはできない。「愛」だけが、それを可能にする。
 私たちは有限の失望は受け入れなければならない。しかし無限の希望を失ってはならない。
 最初の一歩を踏み出しなさい。階段全体を見る必要はない。ただ、最初の一段を上りなさい。
 最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。 人の真価がわかるのは喜びに包まれている瞬間ではなく、試練や矛盾に立ち向かうときに示す態度 である。
 黙って服従することは、しばしば安易な道ではあるが、決して道徳的な道ではない。それは臆病者 の道なのだ。
 問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。」 (キング牧師)

会場の最後に展示されていたのは、次の展示でした。

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積極的破壊主義?!

わたしたちの国の食糧自給率は40%に届きません
資源もありません
原発という究極の危険物を
48基も抱えています…ですから
戦争なんかできるわけない
…のにですよ

「積極的平和主義」といいながら
集団的自衛権の行使とか
非核三原則の緩和とか
戦争はしないと誓った憲法九条の見直しとか
これって これって
「積極的破壊主義」でしょう


憲法「改正」、TPP推進と、この国を破滅に突き進む政権をのんきに支持している国民への警鐘でもある一文でした。

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