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zoom RSS ゲスト授業「キャリア教育の取り組み」の感想

<<   作成日時 : 2015/07/21 05:42   >>

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上智大学で行ったゲスト授業「キャリア教育の取り組み」の学生たちの感想が届きました。
これは、私が在職していた桜華女学院(現・日体桜華)高校で、2003年度から09年度まで、私がコーディネーターとなり、先生方の協力を得て、1年次から3年次まで3年間取り組んだ、総合学習「人間・生きる」を核にしたキャリア教育の取り組みを紹介したものです。

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学生たちの感想には、次のようなものがありました。

・生徒たちの状況にあった指導だなと終始感じていました。
私自身、神奈川の私立の中高出身で、勉強に力を入れていた学校だったので、テスト前になると勉強する、大学に進学するのは当然だと思っていました。しかし、そうでない生徒たちの場合は、まず職業を知る機会を与え、そこから将来のためのツールとして勉強や大学が出てくるようにしていました。先生もおっしゃっていたように、大学に行くのが当然だと思っていると大学に行ってやりたいことや将来について見失うことも多くあります。その点、キャリア教育を重視すれば、生徒たちが迷いなく将来の進路に向けてつき進めるのではと思い、うらやましくもありました。
・今日の講義では、キャリア教育の理想のかたちを考えることができて、よい機会になりました。私自身、高校では付属の大学に進学する生徒が大半だったので、キャリア教育にあたるような授業や進路指導はあまりなかったので、少し残念だなと思いました。桜華女学院では、3年間を通じて、自分自身の将来や職業について考える機会やプログラムが整っているのを学び、効果的なキャリア教育が可能であると感じました。さまざまなプログラムを用意して、生徒に対して一方的な指導になることのないよう、生徒とのコミュニケーションが大切だと思います。
・自分史からはじまり職場インタビューや講演会、グループワークなどキャリア教育のために時間をしっかりとって授業を行っていたことがわかりました。私が通っていた高校は進学率ほぼ100%でしたので、進路を考えるというのは大学受験(だいたい四大)を考えるということでした。なので、フリーターについて考えたりはせず、男女共同参画なども考えませんでした。どんなキャリアワークを行っても、どんなことでも学ぶということで勉強になると思います。キャリア教育の現場での実践を今日は知ることができて本当に良かったと思いました。
・総合的な学習の時間をしっかり使って、中身のある充実した取り組みをされていたのだな、と感じた。将来の生活の基盤となる労働に注目して、自分をよく知り、進路選択の基礎を固めることから入り、働くことの本質を知り、具体的に職業を実際に知ったり、詳しく調べるという段階を踏んでいて、生徒たちがしっかり自分のキャリア形成に向き合える機会があった。一方で、進学校であるほど、生徒を大学へ送り出すということに焦点が向けられていて、なかなか自分の人生全体について考える機会は与えられないように思う。また、学校内だけで完結したキャリア教育ではなく、地域の人々とも協力し合っているからこそ、できるのだと感じた。周囲の人々とのよい関係も重要だと思った。
・山野先生がおっしゃっていた「進学させるなら、その先も考えさせることが大事」という一言が印象に残っています。全くその通りだと思います。私も受験生時代、大学の先を考えたことがありませんでした。そして、今も進路についてよく悩みます。今、就職活動をしている学生がどれだけその就職の先を考えているのでしょうか。大手企業に就職することがゴールになり、その先を考えていない人が多いように感じています。長期的な目標があれば、1つのゴールを迎えても、次の目標を組み立てることができると思います。桜華女学院の生徒さん将来の目標を立てることだけではなく、目標を持ち続ける大切さを学んだのではないかと思いました。
・実際に、教育現場でキャリア教育を行っている方のお話を聞くことができてとても良かった。
山野先生は、日体桜華女子高についての、生徒の実態をお話くださった。生徒の実態をまず知ることで、後に続くキャリア教育についてのお話しが理解しやすくなった。山野先生は、キャリア教育の中で、社会とのつながりを大切にしているということが、印象に残った。学校という社会とは隔絶された環境にいる中で、変化の激しい社会を意識することは、これからの自分の生き方やあり方を考えるうえで、有効だと思う。高校の3年間を通して、キャリア教育を受けることで、全ての生徒がビジョンを描き、その通りになったかは分からないが、キャリア教育をきっかけに、自分のこれからの生き方やなりたい自分を考えることができる時間が設けられるので、生徒にとって必要だと思う。
キャリア教育を続けるためには、学校側、特に先生と先生の間の意識の共有も大事なんだなと感じた。
・3年間、細かい指導やグループワーク、ジョブ・シャドウイングや発表といったキャリア教育を行い、その結果、生徒の仕事に対する問題意識が違ってくるということを聞き、キャリア教育の大切さを知りました。実際のデータを見て、3年間通して希望進路の未定数が0%になったのはすばらしいと感じました。こうしたキャリア教育が行えれば、少しでも自分自身の意識が自ら変化していけるからこそ、自ら進路を決める、他人の意見に従っていくわけではなく、具体的に決めることができ、とても良い取り組みだと感じました。

まだ不十分で、改善をしていかなくてはいけないところも少なくなかったのですが、進学校出身の学生たちの多くは、私たちが実践してきたようなキャリア教育を受けてこなかっただけに、新鮮に映ったようです。
自分の将来を自分で考えられる学生の中には、「ここまで手厚い進路指導・キャリア教育は受けたことがなかったので、うらやましいと思う反面、自分のいた高校の放任なキャリア教育の良さも改めて感じることができた」という感想もありましたが、何人かの学生たちは「将来教師を目指す身として、ぜひ参考にしたいと思った」と書いてくれていたのはうれしいことでした。

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