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zoom RSS 沖縄「慰霊の日」

<<   作成日時 : 2015/06/23 22:51   >>

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沖縄は6月23日、アジア・太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」を迎えました。戦後70年の節目の今年、最後の激戦地となった本島南部・沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では沖縄全戦没者追悼式が開かれました。翁長雄志・沖縄県知事は平和宣言で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設作業の中止を求め、計画を進める安倍政権の姿勢を厳しく批判しました。

日米両政府が普天間基地返還に合意し、辺野古周辺が候補地に浮上した1996年以降、慰霊の日の平和宣言で県知事が明確に辺野古移設計画の中止を訴えるのは初めてのことです。

画像
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=120980&f=i

6月23日は、沖縄戦で組織的戦闘が終わったとされる日ですが、追悼式には翁長知事のほか、安倍晋三首相や衆参両院議長、キャロライン・ケネディ駐日米国大使らが参列しました。

翁長知事は、平和宣言の多くを基地問題に割き、辺野古移設容認派の現職知事(当時)を破った昨年の知事選などを踏まえ、「反対の民意は示されており、辺野古に新基地を建設することは困難だ」と指摘。「政府は固定観念に縛られず、辺野古へ移設する作業の中止を決断し、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直すことを強く求める」と訴えました。
また、「沖縄の米軍基地問題は、我が国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべき重要な課題だ」と指摘。「辺野古移設が進まないと普天間が固定化する」とする政権の姿勢については、「『(普天間の)危険性除去のため辺野古に移設する』『嫌なら沖縄が代替案を出しなさい』との考えは、到底県民には許容できない」と批判しました。

これに対し、安倍首相はあいさつで、沖縄戦について「胸に迫り来る悲痛の念とともに、静かに頭(こうべ)を垂れたい」と述べつつ、沖縄の振興策を進める考えを強調。基地負担については「永きにわたり、安全保障上の大きな負担を担っていただいている。今後も引き続き沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしていく」と語る一方、辺野古移設については触れませんでした。(『朝日新聞』2015年6月23日付夕刊)

安倍首相の挨拶時に「帰れ」という抗議の声が上がりました。式典の最中に抗議の声を上げたことについて、非常識だという声もありますが、非常識かどうかは、沖縄県民が判断することです。ただ、おそらく多くの県民は、安倍首相への罵声を自らの代弁と受け止めたにちがいありません。非常識なのは、辺野古の工事を中止もせず、平然と慰霊の日に沖縄に来る安倍首相の方だといえます。


追悼式では、沖縄県立与勝(よかつ)高校(うるま市)3年の知念捷(ちねん・まさる)さん(17)が、自作の平和の詩「みるく世がやゆら」を朗読しました。
「平和でしょうか」を意味する「みるく世がやゆら」の問いかけをくり返す詩で、知念さんは「この詩で平和に対する思いをあらためて考えてほしい」と語っています。(『東京新聞』2015年6月23日付夕刊)

詩の全文は次の通りです。

       ◇

「みるく世(ゆ)がやゆら」知念 捷

みるく世がやゆら平和を願った 古(いにしえ)の琉球人が詠んだ琉歌(りゅうか)が 私へ訴える

「戦世(いくさゆ)や済(し)まち みるく世ややがて 嘆(なじ)くなよ臣下(しんか) 命(ぬち)ど宝」

七〇年前のあの日と同じように

今年もまたせみの鳴き声が梅雨の終りを告げる

七〇年目の慰霊の日

大地の恵みを受け 大きく育ったクワディーサーの木々の間を

夏至南風(かーちーべー)の 湿った潮風が吹き抜ける

せみの声は微かに 風の中へと消えてゆく

クワディーサーの木々に触れ せみの声に耳を澄ます

みるく世がやゆら

「今は平和でしょうか」と 私は風に問う

花を愛し 踊りを愛し 私を孫のように愛してくれた 祖父の姉

戦後七〇年 再婚をせず戦争未亡人として生き抜いた 祖父の姉

九十才を超え 彼女の体は折れ曲がり ベッドへと横臥する

一九四五年 沖縄戦 彼女は愛する夫を失った

一人 妻と乳飲み子を残し 二十二才の若い死

南部の戦跡へと 礎(いしじ)へと

夫の足跡を 夫のぬくもりを 求め探しまわった

彼女のもとには 戦死を報せる紙一枚

亀甲墓に納められた骨壺には 彼女が拾った小さな石

戦後七〇年を前にして 彼女は認知症を患った

愛する夫のことを 若い夫婦の幸せを奪った あの戦争を

すべての記憶が 漆黒の闇へと消えゆくのを前にして 彼女は歌う

愛する夫と戦争の記憶を呼び止めるかのように

あなたが笑ってお戻りになられることをお待ちしていますと

軍人節の歌に込め 何十回 何百回と

次第に途切れ途切れになる 彼女の歌声

無慈悲にも自然の摂理は 彼女の記憶を風の中へと消してゆく

七〇年の時を経て 彼女の哀しみが 刻まれた頬を涙がつたう

蒼天に飛び立つ鳩を 平和の象徴というのなら

彼女が戦争の惨めさと 戦争の風化の現状を 私へ物語る

みるく世がやゆら

彼女の夫の名が 二十四万もの犠牲者の名が

刻まれた礎に 私は問う

みるく世がやゆら

頭上を飛び交う戦闘機 クワディーサーの葉のたゆたい

六月二十三日の世界に 私は問う

みるく世がやゆら

戦争の恐ろしさを知らぬ私に 私は問う

気が重い 一層 戦争のことは風に流してしまいたい

しかし忘れてはならぬ 彼女の記憶を 戦争の惨めさを

伝えねばならぬ 彼女の哀しさを 平和の尊さを

みるく世がやゆら

せみよ 大きく鳴け 思うがままに

クワディーサーよ 大きく育て 燦燦(さんさん)と注ぐ光を浴びて

古のあの琉歌(うた)よ 時を超え今 世界中を駆け巡れ

今が平和で これからも平和であり続けるために

みるく世がやゆら

潮風に吹かれ 私は彼女の記憶を心に留める

みるく世の素晴らしさを 未来へと繋ぐ

2015年6月23日

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
慰霊ってどういう意味でしょう。沖縄では亡くなった方の御霊を慰めることを慰霊とは言わないようですね。心静かに鎮魂する儀式で分別つかぬ品性のない行動をする。ニライカナイ信仰をもつ素晴らしい民族精神をもった方々だと尊敬していましたが、どうやらそれは幻想だったようですね。残念です。
残念です・・・
2015/06/24 08:30

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