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zoom RSS 終戦69年目の夏

<<   作成日時 : 2014/08/15 19:50   >>

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69年目の終戦の日を迎えた8月15日、『東京新聞』 朝刊に、俳人金子兜太さんと作家いとうせいこうさんの対談が掲載されていました。

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、『東京新聞』 2014年8月15日付朝刊

金子さんが、さいたま市の公民館が第9条を詠んだ市民の俳句「梅雨空に「九条守れ」の女性デモ」を掲載拒否した問題を取り上げ、対談は始まっています。いとうさんは、「こういう自粛という形が連続している。下から自分たちで監視社会みたいにして、お互いを縛っていく。戦前は上から抑え付けられたように戦後語られてきたけど、本当はこうだったんだろうと」。そう語ると日中戦争が始まった頃旧制高校生だった金子さんは、「そのころの空気の中で、官僚とかお役人とか、いわゆる治安当局が、こういう扱い方をした。あのころは治安維持法が基準ですが。みんな自分たちでつくっちゃんですよ」と応じ、権力が弾圧をしなくても、権力に寄り添う人たちによって、自由を求める人たちの声が小さくなっていくことに、戦前と同じ雰囲気を感じとり危機感を表白しています。

金子さんは、15年戦争で記憶に残っている句として、渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立つてゐた」や鶴彬の川柳「手と足をもいだ丸太にしてかへし」を挙げ、〈戦前〉の空気に抗うために多くの人たちによって社会の問題をすくい取って詠める句を発信すること、その「一句の説得力」を大事にすることを説いています。
いとうさんが、金子さんが戦時中、南洋に出征したことにふれ、「大岡昇平の「野火」を読んでも分かるように、戦死者は決して勇ましいものではなくて、過半は餓死者であるということを、なぜこんなに隠して勇ましいことのように美化するのか」と問うと、金子さんは、トラック島の戦場で無残な死に方を見てきたことをふまえ、安倍首相をはじめ集団的自衛権を実現させようとしている政治家について、「死の現場」を知らないから「あんな平気な顔で、得意顔で」事実上の憲法の改悪を考えたり、戦争に近づけようとしているのだ、と批判しています。

沖縄では、政府が名護市辺野古沖への基地新設のためのブイとフロートの設置を強行し、基地移設に反対する住民の抗議に対して威圧的な警備をして排除しています。サンゴや海藻の大型群落が残る美しい大浦湾や辺野古沿岸域を破壊して、基地建設を強行しています。沖縄タイムスは「国家権力をちらつかせて米軍の基地を新設しようとしている」ことに対して「理不尽な蛮行」と非難しています(『沖縄タイムス』2014年8月15日付社説)。

特定秘密保護法の制定、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認、沖縄の辺野古沖米軍基地新設と、安倍政権による憲法破壊、戦争のできる国への転換が急速に進んでいます。

今日は、69年前と同じように朝から暑い一日でした。家の庭のヒマワリやゴーヤにも強い日差しが降り注いでいました。

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終戦69年目の8月15日、この日本を再び〈戦前〉としてはならない努力が求められています。

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