テーマ:読書

大日方悦夫『満洲分村移民を拒否した村長』

大日方悦夫さん(元長野県立高等学校長)から『満洲分村移民を拒否した村長』(信濃毎日新聞社、2018年)を送っていただきました。ありがとうございました。 戦前、アジア・太平洋戦争の下で、中国東北部への「満洲」移民は「国策」として進められ、全国各地から32万人余りの移民者が海を渡りました。ソ連軍の「満洲」への進攻によって多くの…
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小林美希『ルポ保育格差』を読む

保育園をめぐっては待機児童問題が大きな社会問題となっています。国や自治体は、待機児童対策のため、保育園を増やすとともに、保育士不足解消の一環として保育士の待遇改善を打ち出しています。しかし、そのため保育園が乱立し、保育園による質の格差も顕著になり、子どもを虐待する保育園も少なくありません。 小林美希さんの『ルポ保育格差』(岩波新書…
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『それでも花は咲く』『日本憲兵史』

大学院時代の先輩である早稲田大学名誉教授の安在邦夫さんから『それでも花は咲く』(随想舎、2018年)を、後輩で今年3月まで小樽商科大学特任教授を務められた荻野富士夫さんから『日本憲兵史』(日本経済評論社、2018年)をご恵贈いただきました。ありがとうございました。 『それでも花は咲く』は、東日本大震災と福島第一原発事故のた…
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『部活動の不思議を語り合おう』

教員の長時間労働の大きな要因の一つを占める部活動指導の加重負担の問題が大きな問題となっています。そうした状況のもと、今年に入ってから部活動に関する著作が相次いで刊行されています。 中澤篤史『そろそろ、部活のこれからを話しませんか-未来のための部活講義-』(大月書店)、島沢優子『部活があぶない』(講談社)、内田良『ブラック部活動-子ども…
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『ブラック部活動』を読む

子どもの安全の観点から柔道事故や組み体操などの問題など、学校生活上のリスクを分析してきた内田良さん(名古屋大学准教授)の新著『ブラック部活動-子どもと先生の苦しみに向き合う』(東洋館出版社、2017年)を読みました。 内田さんは、部活動は、(1)制度上「グレーゾーン」に位置しているということ、(2)「自主的な活動」であり、…
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4つの歴史研究書

今年は、大学院時代の後輩である3人の日本近現代史研究者から著書をご恵贈いただきました。 ありがとうございました。 黒川みどりさん(静岡大学教授)の『創られた「人種」』(有志舎、2016年3月)。 本書は、近代部落史を研究されている黒川さんが、部落差別問題を、人種主義という視点からとらえ、「人種」という語りが成立し、…
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『続・下流老人』を読む

少子高齢社会の日本で、貧困に苦しむ高齢者が増加していることを告発した、『下流老人』(朝日新聞出版、2015年)を著した藤田孝典さん(https://twitter.com/fujitatakanori?lang=ja)が、その続編『続・下流老人』(朝日新聞出版、2016年)を出版されました。 政府は、2015年10月、「一億総活躍社会…
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『ブラックバイトに騙されるな!』を読む

日本キャリアデザイン学会 『キャリアデザインマガジン』第127号(2016年8月8日)の「私の読んだキャリアの1冊」に大内裕和さんの 『ブラックバイトに騙されるな!』(集英社クリエイト、2016年)を紹介しました。 以下が、その記事です。 本書は、学生であることを尊重しないアルバイトのことを「ブラックバイト」と名づけ…
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藤田孝典著『貧困世代-社会の監獄に閉じ込められた若者たち-』を読む

藤田孝典さんは、現代日本の貧困問題に関わってきた社会運動家の1人で、現在、NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学客員准教授を務めています。藤田さんは、昨年、高齢者の相当数が貧困状態にあることを告発した『下流老人-一億総老後崩壊の衝撃-』(朝日新書、2015年)を出版し、大きな反響を呼びました。この「下流老人」という言説は、たんに高齢…
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『求人詐欺』を読む

NPO法人POSSE代表で『ブラック企業』の著者としても知られる今野晴貴さんが、新たに『求人詐欺-内定後の落とし穴-』(幻冬舎、2016年)を出版しました。 団塊世代がリタイアし、少子化が進む中で、人手不足の中で「騙して人を集めよう」とする企業が激増し、ハローワーク(職安)の求人、民間の求人サイトなどの求人を問わずいま、「…
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「緑の小道」

元ホスピタリティ・ツーリズム専門学校長で前NPO法人仕事への架け橋理事長であった一條仁英さんが、自分史の一環として書かれた『緑の小道-野山静歩の人生物語-』第1巻が刊行され、専門学校新聞社の忘年会の折にいただきました。 一條さんは、昨年6月に脳梗塞で倒れ、左半身が不自由になりましたが、リハビリで杖を突きながらも歩けるまでに…
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『キャリアデザイン支援ハンドブック』

日本キャリアデザイン学会監修『キャリアデザイン支援ハンドブック』(ナカニシヤ出版、2014年)が刊行されました。 本書は、日本キャリアデザイン学会が創設10周年を記念して刊行したもので、川﨑友嗣さん(関西大学教授)を委員長とする編集委員会が中心となり編集作業にあたり、74名が執筆しています。 本書は、学校教育機関にお…
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『九月、東京の路上で』

91年前の9月1日、関東大震災が起こり、東京・横浜を中心に大きな被害をもたらし、都市災害の恐ろしさをみせつけました。その大惨事の混乱のさなかに引き起こされたのが朝鮮人虐殺でした。 あれから90年後、ヘイトスピーチが飛び交う“差別デモ”が全国各地で繰り返されています。標的とされるのは在日コリアンです。 「韓国人をたたき出せ」「良い…
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『無業社会 働くことができない若者たちの未来』を読む

日本キャリアデザイン学会のメールマガジン『キャリアデザインマガジン』第116号(2014年8月1日)の「私が読んだキャリアの1冊」で、工藤啓・西田亮介『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(朝日新聞出版、2014年)を紹介しました。 「若者無業者」という言葉が注目を集めるようになったのは2005年頃からです。若者無…
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『日本国憲法の初心-山本有三の「竹」を読む-』を読む

毎日新聞編集委員の鈴木琢磨さんが、山本有三の『竹』(細川書店、1948年)を東京・荻窪の古書店で手に入れ、そこに書かれている有三の日本国憲法への思いと、その本を出版した編集者、岡本芳雄について書かれた『日本国憲法の初心-山本有三の「竹」を読む-』(七つ森書館、2013年)を読みました。 戦災の焼け跡が残り、物が不足していた…
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『21世紀のグローバル・ファシズム』出版記念シンポジウム

グローバル・ファシズム研究会主催の『21世紀のグローバル・ファシズム-侵略戦争と暗黒社会を許さないために-』出版記念シンポジウムが1月19日の午後、港区立勤労福祉会館で開かれ、参加してきました。 木村朗・前田朗編『21世紀のグローバル・ファシズム-侵略戦争と暗黒社会を許さないために-』(耕文社、2013年)は、世界的な規模…
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『日本の奨学金はこれでいいのか!』を読む

奨学金を利用する学生の割合は年々増加し、2010年には50.7%と、実に学生の2人に1人が借りていることになります。しかし、卒業後、思うように奨学金の返済ができず、滞納してしまったり、債権回収の訴訟に訴えられるケースが急増しています。 この奨学金問題、奨学金返済問題にいち早く着目した大内裕和さん(中京大学)や伊東達也さん(弁護士)…
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『「二・四事件」80周年記念集会-記録-』を読む

須崎慎一さん(神戸大学名誉教授)から「二・四事件」80周年記念集会実行委員会編『「二・四事件」80周年記念集会-記録-「二・四事件」80周年の意味を問う』(2013年)を送ってくださいました。ありがとうございました。 ことしの2月23日に長野市で「二・四事件」80周年記念集会が開かれることは、小平千文さん(長野大学講師)か…
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『秘密保護法は何をねらうか』を読む

12月6日、秘密保護法が自民党・公明党の強引な国会運営で強行採決され、成立しました。その同じ日、秘密保護法を批判する清水雅彦・臺宏士・半田滋『秘密保護法は何をねらうか-何が秘密?それは秘密です』(高文研、2013年)が発売になりました。本当はもっと早く出版されていれば、より多くの人々に秘密保護法のねらいや危険性が理解できたのでは、と悔や…
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『維新政府の密偵たち』を読む

大日方純夫さん(早稲田大学)から『維新政府の密偵たち』(吉川弘文館、2013年)を送っていただきました。ありがとうごさいました。 大日方さんは警察史や自由民権運動の研究者として知られていますが、本書は、1871年の廃藩置県後、維新政府が設置した太政官正院直属の情報機関として設置された「正院監部」の実態を明らかにしたものです…
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『若者と労働-「入社」の仕組みから解きほぐす-』を読む

日本キャリアデザイン学会のメールマガジン『キャリアデザインマガジン』第112号(2013年12月2日発行)に「私が読んだキャリアの一冊」として、濱口桂一郎さん(労働政策研究・研修機構)の『若者と労働-「入社」の仕組みから解きほぐす-』(中公新書クラレ、2013年)を紹介しました。 以下がその全文です。 著者の濱口桂一郎氏…
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『中央工学校とともに-わが80年の軌跡-』

学校法人中央工学校理事長の大森厚さんから、自叙伝『中央工学校とともに-わが80年の軌跡-』(学校法人中央工学校、2013年)をいただきました。ありがとうございました。 中央工学校は、1909(明治42)年に創立された、土木・建築系の工業技術教育の草分けの学校で、専門学校の中でも長い歴史を持った学校の1つとなっています。 …
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『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』を読む

清水雅彦さん(日本体育大学)が自民党の憲法改正草案を批判する『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』(高文研、2013年)を出版されました。自民党の改憲草案がどのような内容のものであり、それがどのように解釈でき、改憲されれば実際にどのような事態が予想され、どのような問題があるのかが、わかりやすく解説されています。 自…
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『ヒゲの日本近現代史』を読む

大学院時代の友人である阿部恒久さん(共立女子大学)から『ヒゲの日本近現代史』(講談社現代新書、2013年)を送っていただきました。ありがとうございました。 阿部さんは、『近代日本地方政党論』や『「裏日本」はいかにつくられたか』の著作で知られるように、近代日本の政治史・地域史研究をされてきた研究者ですが、最近は男性史にも目を…
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『キャリア教育のウソ』を読む

児美川孝一郎さん(法政大学)が『キャリア教育のウソ』(ちくまプリマー新書、2013年)を出されました。 この新書は、中学・高校生向けに書かれたものですが、キャリア教育に取り組む中学・高校の教職員、キャリア教育に関心を持つ方々にもぜひ読んでもらいたい本だと思っています。 本のタイトルとなっている「ウソ」の意味について、…
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『「デフレ脱却」は危ない』を読む

東京CPA会計学院校長の高橋幸夫さんから、息子さんである高橋淳二さん(同会計学院副校長、公認会計士)の処女出版『「デフレ脱却」は危ない』(技術評論社、2013年)をいただきました。 現在、安倍晋三内閣は、デフレ脱却を目指し、「アベノミクス」といわれる経済政策を推進しています。円安が進み、株価が高騰し、景気が回復しているかの…
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『学問の街、神田』を読む

過日、専門学校新聞の西島芳男さんとお目にかかった折、神田外語学院の副院長・理事を務められた佐藤武揚さんが、専門学校と大学の発展を支えた半生をまとめられた『学問の街、神田-外国語教育にかけた歩み-』(文芸社、2013年)を出版されたと、本を見せられました。 本をお借りし、早速、読ませていただきました。 前半は「神田随想」。…
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『しあわせに働ける社会へ』を読む

竹信三恵子さん(和光大学)の『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書、2012年)を読みました。 中学・高校生向けの本ですが、人々がしあわせに働ける社会を築くために、まず働く場を直視し、しあわせな働き方に向かって進む道筋を考えようとした、大人にも読んでほしい本だと思いました。 章立ては、次の通りです。 第1章 …
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『「学び」という希望』を読む

尾木直樹さんの『「学び」という希望』(岩波ブックレット、2012年)を読みました。 「震災は子どもたちにどんな影響を与えたのか、震災によって浮き彫りになった日本の教育の問題点・課題とは何か、そして、いまの教育をどのような方向に導いていくべきなのか」。そうした課題意識から書かれたものです。 震災後、岩手・福島・宮城の被…
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『近現代日本史と歴史学』

大学院時代の後輩である成田龍一さん(日本女子大学)から『近現代日本史と歴史学』(中公新書、2012年)を送っていただきました。ありがとうございました。 成田さんは、「通説に変化を迫るのは、研究だけにとどま」らず、「世の中の変化が歴史の見方を変え、通説を支えいてた解釈を変え」とします。とくに近現代史は、「時々の政治状況や国際…
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