「職業実践専門課程」の第三者評価フォーラム・大阪

文部科学省の委託事業である「『職業実践専門課程」の第三者評価フォーラム2018」が2月15日、大阪私学会館で開催され、出席してきました。

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文部科学省の「これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議」では2017年3月に報告「これからの専修学校教育の振興のあり方について」を公表していますが、その中で、専修学校全体の質保証・向上に向けて、職業実践専門課程が先導的役割を果たすことが期待されているとし、認定要件の見直し、第三者評価の導入に向けた検討が提言されています。

こうした状況のもとで、文部科学省の委託事業として職業実践専門課程の第三者評価の構築に向けた検討が進められており、その成果を発表する第三者評価フォーラムが開かれたものです。

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挨拶をされる福田益和・大阪府専修学校各種学校連合会理事長

プログラムは、次の通りでした。
基調報告 
「今後の職業実践専門課程と第三者評価」 星川 正樹(文部科学省専修学校教育振興室・室長補佐)
各分野における第三者評価の検討状況等
「自動車整備専門学校における職業実践専門課程の第三者評価について」 佐藤 康夫(東京工科自動車大学校・校長)
「専門職高等教育質保証機関の国際連携の推進及び美容分野におけるその成果の活用」 江島 夏実(専門職高等教育室保証機構・事務局長)
職業実践専門課程における「分野横断的な第三者評価の仕組み」について 関口 正雄(東京メディカル・スポーツ専門学校・校長)
登壇者・来場者 意見交換・質疑応答

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星川正樹氏

星川氏の基調報告は、職業実践専門課程の認定により学校評価の実施・公表、教育活動等の改善が進んだこと、有識者会議では、今後の職業実践専門課程のあり方として、今日課程編成委員会の効果的な運用のあり方や実効的な第三者評価の導入等について検討が必要であることが提言されているとし、その内容を説明したものでした。

佐藤氏の報告は、自動車整備専門学校3校において第三者評価を実施した概要を紹介し、江島氏の報告は、質保証機関の国際連携に関する調査、オーストラリア技能機関との交流、ハノイ大学との交流、海外における専門職高等教育室保証をめぐる国際シンポジウムの開催、美容分野における国際連携の可能性研究について、その概要を説明したものでした。

関口氏の報告は、職業教育機関に対する認証評価・第三者評価の動向をふまえ、職業実践専門課程における第三者評価にあたっての分野共通評価項目の必要性と分野共通評価項目における重点事項について説明し、第三者評価組織の確立に向けての課題を明らかにしたものでした。

私は、最後の登壇者と来場者との意見交換の場で、第三者評価の仕組み構築委員会の委員の一人として登壇して発言し、質保証の前提としての情報公開の取り組みがどのような現状にあるのかを、大阪府の職業実践専門課程認定校93校の情報公開の状況について紹介し、高校側には専門学校の情報に対する信頼性が相対的に低い現状があるが、第三者評価の実施は、専門学校の教育の質が担保されていることが理解されるようになること、専門学校の教育力が理解されるようになること、専門学校の情報提起用の信頼性が増すことを指摘しました。

今後、職業実践専門課程でも第三者評価が導入されることは、東京都を始めいくつかの府県で経常費助成が行われるようになれば、確実だと思われ、専門学校教育の質保証、教育の充実・向上のためにも第三者評価を実施するとともに、積極的に情報を発信し、公開していくことが求められていると考えています。

*大阪府職業実践専門課程認定校93校の情報公開の現状(2018年2月6日調査)
     基本情報78校(83.9%) うち新別紙様式4で記載36校
 自己点検・自己評価84校(90.3%)
 学校関係者評価85校(91.4%)
 財務情報72校(71.4%)
  ・大半の学校が「情報公開」等の文字を小さく記載。
   2校は3~4年間の基本情報、自己評価、関係者評価を掲載。
6校は4項目とも非公開もしくは見当たらず。
6校は学校関係者評価委員が東京のグループ校と同じ、内容もほぼ同じ。
9校は各校のHPには情報公開項目見当たらず。東京本部校の学校法人HPのリンクをいくつかたどると見つかる。

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