沖縄の本土復帰50年

沖縄が1972年5月15日に本土に復帰してから50年を迎えました。
しかし、沖縄にとってこの50年は、米軍基地をかかえ、さらに辺野古の基地新設と、50年前より負担は大きくなるばかりで、とても50年を祝えるような状況にはありません。

私が高校教員をしていたときに、修学旅行での飛行機の利用が可能となり、候補地として選んだのが沖縄でした。
なぜ沖縄にしたのか。私は、「沖縄戦から『平和』を学ぶ度」(高文研編『修学旅行読本』1995年)の中で、次のように書いたことがあります。
「最大の理由は、アジア・太平洋戦争において日本国内で唯一の地上戦となった沖縄戦を通して「平和学習」ができることであり、また、本土とは異なる沖縄の亜熱帯の自然や歴史、文化にふれることができること」、「とくに沖縄での平和学習にこだわったのは、住民を巻き込んでの激しい地上戦の戦場となった沖縄は、広島や長崎とは違ったかたちで、あの戦争がなんであったのかを圧倒的な迫力で語りかけてくれる戦跡と証言があること、しかも、私達が生きている現在の日本が本当に平和なのかを問いかける広大なアメリカ軍基地が存在し、日本の過去と現在の縮図を学ぶことができるからである。」

okinawa.jpg  高文研編『修学旅行読本』より

基地のない沖縄をどう築いていくかは、とくに本土の日本国民が真剣に考えていかなくてはならない課題です。
ロシアによるウクライナ侵略を契機に、日本でも軍備増強を声高に唱える声が高まっています。軍備ではなく、外交の力、国民の声で平和を構築していく努力こそが必要です。
そのことがいま問われていると思っています。

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