「職業実践専門課程」の第三者評価フォーラム2020

「職業実践専門課程」の第三者評価フォーラム2020が2月25日、東京市ヶ谷のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開かれ、参加してきました。

このフォーラムは、文部科学省の委託事業、職業実践専門課程における第三者評価の実用化に向けた調査研究の成果を発表する報告会で、私も第三者評価の仕組み構築委員会の委員を委嘱され、議論に参加させていただいた関係で参加しました。

プログラムは、以下の通りでした。
1.「職業実践専門課程の状況と今後の課題」 河村和彦氏(文部科学省専修学校教育振興室専門官)
2.「職業教育における質保証の社会的意義」 福島 統氏(東京慈恵会医科大学教授)
3.「職業実践専門課程における第三者評価関連事業の成果と展望」 関口正雄氏(東京メディカル・スポーツ専門学校校長)
4.意見交換
  進行;関口正雄  河村和彦、福島 統、岡部雅人(公認会計士)、新井宏(品川区社会福祉協議会)、石橋佳子(東京医薬専門学校副校長)

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河村氏は、職業実践専門課程の現状と課題を概括的に話されました。

福島氏は、職業教育における質保証とは何かを語り、職業につく人たちを育てる職業教育は、卒業後の職業トレーニングと連携していく必要があり、その中で職業倫理を身につけていく。その仕事をしながら、学び続ける力を学校で養う必要がある。卒業生が社会貢献する仕事ができ、生計を維持していくことができ、この卒業生がこの職業について幸せになれるように、職業実践専門課程の教育は整えられるべきであり、そのてために教育の質保証が求められている、と述べました。

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関口氏は、今年度の委託事業の調査研究の成果と課題を紹介するとともに、職業実践専門課程と第三者評価の展望について述べました。今年度の成果の中では、柔道整復師養成分野部会ではこれまでのモデル評価の実施・検証をもとに、2020年度に評価団体の設立、21年度から評価開始の方向で検討が進んでいること、看護師養成分野部会では第三者評価基準の策定が行われ、今後モデル事業、評価団体の設置などについて検討が続けられることが報告された。また、今後の職業実践専門課程の中期的な制度的展望として、高等教育機関としての1条校化の道筋が検討されることになるならば、第三者評価は不可欠な要件になるだろうとの展望を示されました。

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意見交換の中で、私にも意見を求められたので、私は、これまで6年間、職業実践専門課程における第三者評価のあり方について検討がなされ、分野別の評価基準が策定され、それにもとづくモデル評価も実施・検証されてきたので、職業実践専門課程が社会的信頼を得るためにも、第三者評価の機関別評価は努力義務とし、柔道整復師等分野別評価までできる分野については分野別評価もすると、段階を踏んで行っていくことを文科省でぜひ検討してもらいたい、と意見・要望を述べました。

6年間にわたる文科省の委託事業は今年度で区切りが付けられます。これまでの研究調査の成果をもとに、職業実践専門課程における第三者評価が実施される方向で文科省は前向きに取り組んでほしいと思っています。

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