VRTカード

10月22日の「進路指導論」の授業は、生徒理解と自己理解に関するテーマで講義をしました。
その中で職業興味検査の活用について話をし、職業レディネス・テストについて解説し、あわせてVRTカードを紹介し、学生9組に実際にやってもらいました。

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VRTカードは、労働政策研究・研修機構が、主として中学生・高校生を対象に、テストというイメージではなく楽しく取り組める、実施と結果の整理が簡単にできる、信頼性が保障されている、コミュニケーションツールとしていろいろな使い方ができる、などのねらいで開発されたものです。「職業レディネス・テスト」をもとに作成され、レディネス・テストの職業興味と自信度に関する54項目が1枚ずつのカードに記載されています。
やり方は、(1)カードを1枚ずつ実施者が読み上げ、受検者に手渡す、(2)受検者は興味、あるいは自信でそのカードを分類する、(3)うらがえしてRIASECの枚数を数え、興味や自信の傾向を調べる、(4)「結果・整理シート」を使って、実施者と受検者が一緒に解釈する、というものです。 

VRTカードの演習は、時間的に職業興味のセッションだけになりましたが、実施者と受検者になった学生だけでなく、周りで見ていた学生たちも興味を持ってくれていました。
職業レディネス・テストについては、課題としてやってきてもらい、来週の授業で、結果の見方について解説する予定でいます。

VRTカードについて、学生のリアクション・ペーパーには、次のようなものがありました。
・VRTカードでの検査は、YES/NOで職業分野の適性をさがすものよりも、順位づけて出てくるので、たとえば「この領域は全く自信がないけれども、次に点数の多いこの分野は自信もある…」というように、視野を広げるきっかけにもなると思いました。また、カード自体にさまざまな職業のことが書いてあるので、知らなかった職業のことを知ることができると思いました。
・VRT検査の結果は少し意外だった。実務向きではないと思っていたので、E領域の得点が最も高いという結果には驚いた。ちなみに高校の頃、別の適性検査をやった際には公務員に適性があったので、この4年ほどの間に自分の中で何か変化があったのかもしれない。/中高生の場合、自分の予期に反する結果が出ると扱いに戸惑うことがあると思う。自己分析と他己分析の組み合わせ方についても適切な指導が必要だと思った。
・「職業レディネス・テスト」のような検査は中学生・高校生時代に体験した記憶があり、他の授業でも扱ったが、「VRTカード」のようなツールは初めて知った。生徒と教師が対話をしながら、圧迫感なく進められるのがとても良いと思った。進路相談の際にぜひ使ってみたい。/昔も今も、このようなテストを行うと、自分の就きたい職業と自分で合うと思われる職業が異なるので少し悲しくなったりもします…。

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