留年学生10万人超

読売新聞社の「大学の実力」調査によれば、卒業学年で留年した学生が、今春は10万人を超えて6人に1人に上ることがわかりました(『読売新聞』2014年7月20日付朝刊)。

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『読売新聞』2014年7月20日付朝刊



調査によると、2013年5月段階で卒業学年に在籍していた学生のうち、今春卒業しなかったのは10万2810人で全体の16.3%。昨年より3445人増えました。10万人を超えたのは2年ぶりで、大学側の分析によると、留年の理由は卒業単位不足のほか、企業の内定を得られなかった就職留年が多いものの、今春は不本意な内定を辞退して留年を選ぶ学生が目立つ、という。

就職内定を得てもあえて留年する傾向について、溝上慎一さん(京都大学)は、「納得できる進路が決まるまで卒業を先延ばしたい気持ちは理解できるが、勧められない」「就職活動が始まる3年生までに育つはずのキャリア意識が弱いのではないか」とコメントしています。

基本的には溝上さんの言われるとおりだと思います。高校時代から大学卒業後の職業キャリアを考えておかないまま大学に進学し、そのまま大学生活を送ってきたツケが、来ているように思います。目の前の就活に追われ、企業研究もきちんと行わないまま受験し、内定をもらっても納得できないと、来年ならよりいい企業に就職できるのでは、と留年したのだと思いますが、必ずいい結果が得られるとは考えられません。先延ばしをするよりも、内定を得た企業で働き、経験を積む中で、転職をするなら転職をする方が賢明だと思っています。

同時に、就職できないまま留年をしたり、卒業をしていった学生に対する対応をどうするのか、企業の社会的責任を含め、政府の若者雇用対策が問われています。

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