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zoom RSS 都教委、高校教科書選定に介入

<<   作成日時 : 2013/06/28 08:59   >>

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『朝日新聞』2013年6月28日付朝刊によれば、「都教委、高校教科書選定に介入」という見出しで、実教出版の高校日本史教科書に対して、国旗・国歌の扱いに関する記述が都教委の考えに合わないとして、「使用は適切ではない」とする見解を議決し、都立高に通知した、ということです。

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実教出版「高校日本史B」
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『朝日新聞』2013年6月28日付朝刊

公立高校の場合通常、高校教科書は各学校が選択して、その報告をもとに都道府県教委が採否を決めており、高校の選択を尊重し追認しているのが慣行となっています。都教委が各校の選定に介入するのは極めて異例といえます。

「不適切」とされたのは、実教出版の日本史教科書「日本史A」と「高校日本史B」。国旗掲揚・国歌斉唱に関して「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」とした記述について、都教委は、「国旗国歌の起立斉唱は、児童・生徒の模範となるべき教員の責務であるとする都教委の考え方と異なる」とし、実教出版の教科書を学校が選んでも「都教委が不採択にする可能性がある」と、事実上、実教出版の日本史教科書を使わせないことにしたものです。

都教委は2003年10月23日、「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)」を出し、都立学校の校長に対して、入学式・卒業式等の式典を別紙「実施指針」にもとづいて行うように求め、「教職員が従わない場合は服務上の責任を問われることを教職員に周知すること」指示しています。そして、別紙「実施指針」は式典において校長の裁量が認められる余地がない一義的な内容詳細に定めたものであり、この実施信に定められた方法によって国旗掲揚・国歌斉唱実施するよう強制したものとなっています。
この結果、起立・斉唱を行わなかった教職員が懲戒処分を受けています。

『毎日新聞』の記事によれば、都教委幹部が「『公務員への強制』と言う表現は明らかに間違っており、採用するわけにはいかない」と話したそうですが、実教出版の日本史教科書が「「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述したことは事実であり、どこも間違ってはいません。職務命令を出してまで国旗掲揚・国歌斉唱を義務づけ、違反すれば懲戒処分をすることか「強制」でないとすれば、何なのでしょうか。10・23通達はなくなり、任意になったのでしょうか?!
新たに都教育委員になった乙武洋匡さんは黙って、なぜこんな議決を認めたのでしょうか。

国が検定を通して事実と認めた記述を都教委が否定し、その検定済み教科書を使わせないのは「二重検定」です。その行く着く先は都教委が認めた教科書、都教委の好きな「つくる会」系の教科書の使用を強制させることになるでしょう。憲法が変えられる前から、教育統制がここまで進んできていることに強い危惧を感じています。

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