被災の地視察
日本キャリアデザイン学会研究大会の第2日目の午前中は「被災の地視察」。
後藤春雄さん(宮富士工業社長)の案内で石巻地区の被災地をバスでまわりました。後藤さんの経営する会社でも津波被害を受け、従業員はすぐに帰したそうですが、1人亡くなってしまったということです。
「がんばろう!石巻」のボードが立てかけられている場所でバスを下車。
ここは震災から1か月後、黒澤健一さん(黒沢配管工業社長)が、自宅兼台所関係のショールームだった店舗があった場所に、「何か自分にできることはないか、できることを形にしたい」と思い、ボードを製作、廃材などを利用しながら友人の助けを借りて完成させたものです。
黒澤さんも来てくださり、津波にのまれて奇跡的に助かった状況と、このボードを製作したいきさつを話してくださいました。
ボードの脇には、9.6mの高さの津波が襲ったことを示すポールが立てられていました。
黒澤健一さん(左)と後藤春雄さん(右)
周りは緑色の雑草に覆われていましたが、よく見ると家の土台のあとがあり、住宅街であったことがわかります。遠くにはガレキの山も見えます。
石巻では16万人の人口のうち約3900人が亡くなっています。
大津波の襲来で、理不尽にも命を奪われ、平穏な暮らしを奪われてしまいました。震災から1年半が経ち、何事もなかったように雑草が生えているところも、津波がなければ、そこで家族が暮らし、さまざまな生活があったはずです。
車窓から眺める水産加工の工場地区も、操業を開始しているところもありましたが、無残な姿をさらしたままの工場や倉庫が残されていました。地盤沈下のため、どのくらいの高さで整地をして工場を建て直したらよいのか、その高さも決まっていないため、ばらばらに工場を建て直している状況があるということでした。
復興にはまだまだ遠い道のりがあると感じました。
石巻市内が一望できる日和山公園に立ち寄りました。
眼下に広がる太平洋はおだやかな波の海で、反対側の眼下を流れる北上川もゆったりと流れていました。1年半前に大津波が街を飲み込んだのがうそのような風景です。
日和山公園から
東京では、大震災のことを話題にすることも少なくなり、人々の心の中からしだいに大震災は風化しつつある現状のなかで、石巻というごく限られた地域を見たに過ぎませんが、実際に被災した現地を見て、体験したことを聞くことができ、あの大震災とは何であったのかを改めて考えるいい機会になりました。
後藤春雄さん(宮富士工業社長)の案内で石巻地区の被災地をバスでまわりました。後藤さんの経営する会社でも津波被害を受け、従業員はすぐに帰したそうですが、1人亡くなってしまったということです。
「がんばろう!石巻」のボードが立てかけられている場所でバスを下車。
ここは震災から1か月後、黒澤健一さん(黒沢配管工業社長)が、自宅兼台所関係のショールームだった店舗があった場所に、「何か自分にできることはないか、できることを形にしたい」と思い、ボードを製作、廃材などを利用しながら友人の助けを借りて完成させたものです。
黒澤さんも来てくださり、津波にのまれて奇跡的に助かった状況と、このボードを製作したいきさつを話してくださいました。
ボードの脇には、9.6mの高さの津波が襲ったことを示すポールが立てられていました。
黒澤健一さん(左)と後藤春雄さん(右)
周りは緑色の雑草に覆われていましたが、よく見ると家の土台のあとがあり、住宅街であったことがわかります。遠くにはガレキの山も見えます。
石巻では16万人の人口のうち約3900人が亡くなっています。
大津波の襲来で、理不尽にも命を奪われ、平穏な暮らしを奪われてしまいました。震災から1年半が経ち、何事もなかったように雑草が生えているところも、津波がなければ、そこで家族が暮らし、さまざまな生活があったはずです。
車窓から眺める水産加工の工場地区も、操業を開始しているところもありましたが、無残な姿をさらしたままの工場や倉庫が残されていました。地盤沈下のため、どのくらいの高さで整地をして工場を建て直したらよいのか、その高さも決まっていないため、ばらばらに工場を建て直している状況があるということでした。
復興にはまだまだ遠い道のりがあると感じました。
石巻市内が一望できる日和山公園に立ち寄りました。
眼下に広がる太平洋はおだやかな波の海で、反対側の眼下を流れる北上川もゆったりと流れていました。1年半前に大津波が街を飲み込んだのがうそのような風景です。
日和山公園から
東京では、大震災のことを話題にすることも少なくなり、人々の心の中からしだいに大震災は風化しつつある現状のなかで、石巻というごく限られた地域を見たに過ぎませんが、実際に被災した現地を見て、体験したことを聞くことができ、あの大震災とは何であったのかを改めて考えるいい機会になりました。
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