『自由民権運動への招待』

大学院時代の先輩である安在邦夫さん(早稲田大学名誉教授)から『自由民権運動への招待』(吉田書店、2012年)を送っていただきました。ありがとうございました。

画像


自由民権運動に関する学習・研究の手引き書ともいうべき書物で、自由民権運動がどのような運動であったのか、その歴史が平易に叙述されています。また、どのような問題意識・視点から研究がなされ、現在に至っているか、その研究史が理解できるようになっています。そして、学習・研究するうえでの主要な文献や研究書、自由民権に関する資料館・記念館の紹介がなされています。

真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、
村を破らず、人を殺さゞるべし

安在さんは、足尾鉱毒事件で知られる田中正造の晩年(1912)年の言葉を引用して、「真の文明とは何か、いま、われわれは真剣に考えなければならないときにきている」とし、3.11と原発事故を経験した私たちは、「自由民権期の時と重ね合わせて考えるべき内容・課題を多く有していることに気づく。いまこそ、自由・民権・人権・自治などについて議論し、その獲得・確立のために奔走した原点、自由民権運動史に関心を寄せ、学ぶときである」という問題意識で、この書物を刊行されました。

ぜひ多くの方々に読んでいただきたいと思っています。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック