新卒 厳選の時代

厚生労働省は11月18日、来年3月に卒業予定の大学生の10月1日現在の、また高校生の9月30日現在の就職内定状況を発表しました。

『朝日新聞』11月19日付朝刊は、「新卒 厳選の時代」との見出しで、大学生の内定状況は過去2番目に低い59.9%であったことを取りあげています。そして、「大手企業は、外国人留学生や既卒者にも視野を広げ、優秀な人材を厳選して採っており、就職戦線は依然として厳しい。大学側は、大手だけでなく中小企業にも目を向けるよう、学生への働きかけを強めている」と報じています。

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『朝日新聞』11月19日付朝刊

厚生労働省の発表によれば、大学生の就職内定率は59.9%で前年同期比2.3ポイント増、男女別では男子61.7%、女子57.7%、公私立別では国公立67.4%、私立57.4%となっています。また、短大は22.7%で前年同期比0.2ポイント増となっています。

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http://www.asahi.com/business/update/1118/TKY201111180116.html/より転載

高校生の就職内定率は41.5%で前年同期比0.9ポイント増、男女別では男子46.7%、女子34.4%となっています。また、都道府県別では、内定率の高いのは福井62.8%、富山62.2%、61.0%、愛知58.4%、滋賀54.2%、山口53.9%の順で、北陸・東海・山陽地域の内定率が高くなっています。一方、内定率が低いのは沖縄7.6%、北海道17.9%、神奈川28.4%、青森30.0%、鳥取31.6%の順で、沖縄、北海道、京浜地域の内定率が低くなっています。なお、東京は32.3%で、東日本大震災の被災地である岩手48.9%、宮城33.8%、福島36.8%よりも低くなっています。

厚生労働省では、高校生に対しては、求人開拓とともに、ジョブ・サポーターなどによる指導を強めたり、未定者に対する合同説明会の開催などを予定したりして、就職内定につなげる努力をするとのことですが、高校生の未来を閉ざさないように企業へのはたらきかけを強めてほしいと思っています。

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