高校生の採用試験解禁

来春卒業予定の高校生に対する企業の採用試験が9月16日、全国一斉に解禁となりました。
ことしは不況に加え、東日本大震災の影響もあり、全国的な求人倍率は全国平均で昨年より0.01ポイント増の0.68倍となっていますが、西高東低で、東日本の求人倍率が低くなっています。とくに東京は求人倍率は191倍ですが、前年同期比でみると0.32ポイント下がり、最も落ち込んでいます。

『朝日新聞』9月16日付夕刊は、「18の春 東京激戦」という見出しで、厳しい就職環境の中で、高校生の就職活動が始まったことを伝えています。
東京実業高校進路指導部の高橋修さんは、昨年に比べて求人票が減少し、とくに製造業や販売業の求人の落ち込みがこと、また都内にも被災地の高校生を別枠で採用する企業もあり、また県外就職を希望する生徒が増え東京で探す生徒も増えていることから、「都内の生徒だけで分け合っているわけではない。他県とは違う厳しさがある」とコメントしています。

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『朝日新聞』9月16日付夕刊

私が審査員をしたある作文コンクールの作文の中にも、福島県の原発事故で避難している高校生が、県内の求人が少ないので、県外希望を余儀なくされ、東京の羽田空港での販売・サービス業を希望しているが、校内選考を通らないといけないし、校内選考が通っても内定がもらえるか、不安を抱えながら勉強をしていることを綴っている作文がありました。
東京・多摩地区の場合も、就職希望者は増えているにもかかわらず、求人は減少しています。
一人でも多くの高校生が就職できるように願っています。

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