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zoom RSS 多摩高進研究協議大会・総会

<<   作成日時 : 2017/07/09 14:58   >>

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平成29年度の多摩地区高等学校進路指導協議会(多摩高進)の総会及び研究協議大会が7月7日、国際文化理容美容専門学校国分寺校で開かれ、出席してきました。

総会では、原案通り、役員、事業計画、予算が決まりました。役員では、今年度も引き続き、長嶋浩一会長(都立羽村高校・校長)、本間恒男事務局長(都立多摩高校)の体制で活動していくことなりました。

研究協議大会、次のようなプログラムで行われました。
報告 三宅 貴也先生(電気通信大学特任教授)「大学入学者選抜における大括り化の評価」
基調講演 青木 厖氏(一般財団法人ディレクトフォース会員)「AI−人間は考える葦であるのか?−」
研究発表 桜井伸一先生(都立若葉台総合高校)「AO・推薦入試に関する考察−若葉総合高校における進路指導の事例より−」

三宅先生の報告は、複数の学部・学科をまとめて行われる大括り入試について、多摩地区の高校51校の進路指導担当教員が、どのような認識、評価をしているか、そのアンケート結果をまとめたものでした。大括り入試について「よく知っている」「まあ知っている」を合わせると26校と多かったこと、大括り入試で重要なものは「希望の学部・学科に行けるかどうか」「入学後のガイダンスがあるか」「入試の難易度が変化するか」をあげている教員が多いこと、大括り入試については「賛成」よりも「どちらともいえない」と回答した教員が多かったこと、などが報告されました。

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青木 厖氏

青木氏の講演は、現在急速に進化しているAI(人工知能)の現状と将来について説明し、機械学習とディープラーニングの登場により利活用の範囲が広がる可能性が示唆され、AIの進化がもたらす世界の激変の中で人間の尊厳とは何かが問われることを提起したもので、AIの進化と人間の在り方という重い課題を考えさせられた講演でした。
AIと教育に関しては、雑誌『教育』2017年7月号が「人工知能と公教育」を特集していますが、その中で山本宏樹氏は、203X年の科学技術革新がもたらす学校の未来を描き、AIの進化によって教育のあり方、教師のあり方がどのように変わるのか、その利点とともに課題を提起しています。
今回の講演では、教育との関係はほとんど触れられていませんでした。また、進路指導との関係でいえば、講演では就労者の47%がAIに代替できる可能性の高い職業に従事していると指摘したオックスフォード大学レポートを紹介し、雇用への影響を指摘していましたが、AI、ICTの進化と未来の仕事、雇用に与える影響について、より詳しい説明があると、先生方にはより参考になったのではないかと思われました。

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桜井先生の発表は、若葉総合高校での総合学科での学び、特に総合選択科目(系列科目)に関連した上級学校へ進学する傾向が見られ、大学進学ではAO入試や推薦入試を利用する生徒が多いことから、進路指導部・3学年の教員が中心となりAO入試・推薦入試で合格を目指す生徒を対象に「AO・推薦ゼミ」の取り組みをしていることを紹介したものでした。
桜井先生は、校長や他の教員からは一般入試でより高いレベルの大学を目指させるべきではないかという意見が多い中で、AO・推薦を中心にした進学指導でよいのか、また、体験活動を取り入れたり、学校と社会とのつながりを考えさせるなど、キャリア教育への取り組みを充実させていきたいという悩みをかかえているとのことでしたが、総合高校に通学する生徒の実態を踏まえて進路指導を行うことが重要だと思います。総合高校では、「産業と社会」を中心により充実したキャリア教育に取り組む条件はあり、それを生かすならば、もっと進学実績を伸ばすことが出来ますし、大学進学が75%以上を超えた段階では、大学進学を前提にしたキャリア教育と進学指導を進めていくことも可能になると考えています。

AIと教育、大学進学とキャリア教育を考えるいい機会になった研究協議大会でした。

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