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<<   作成日時 : 2017/03/24 20:52   >>

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『朝日新聞』3月18日朝刊の「みちものがたり」は「小樽運河」を取りあげていました。

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『朝日新聞』3月18日朝刊より

北運河には、大正期に運河ができた頃の建物が残り、風景は昔とあまり変わらないという。そして秋田から小樽に移住、小樽高等商業学校(現・小樽商科大学)に進学し、卒業後は北海道拓殖銀行に勤務をしながら作品を書き、33年に特高警察により築地警察署で拷問・虐殺されたプロレタリア作家、小林多喜二の再評価が書かれています。

2008年の「蟹工船ブーム」から9年。政府は「共謀罪」の創設を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案を閣議決定する中で、今年はまた小林多喜二の名を聞く機会が増えているとし、私の大学院時代の後輩で、戦前の特高警察や治安体制に詳しい荻野富士夫さん(小樽商科大学特任教授)のコメントが載せられています。

多喜二は作品で反戦、反軍思想を明確に打ち出すようになった。「しかも民衆にも戦争を支持する動きがあることを描写している。多喜二は戦争を推進するからくりを見抜いていた。だからこそ特高のターゲットになった」 
厳しい現実を描きつつ、かすかな希望を示して終わる多喜二の小説。「蟹工船」も最後は「そして、彼等は、立ち上った。−もう一度!」。
「シュンとするのではなく、どこかに展望があると、希望を持っているんです。あきらめてはいけないと。その言葉はいま、響きますよ」

北海道には何回か旅行をしていますが、小樽に初めて行ったのは1999年の12月でした。
千歳空港での帰りの飛行機に乗るまでの時間を妻と2人で小樽と札幌で過ごしましたが、小樽では観光コースとなっている小樽運河沿いの倉庫のほか、小樽でも屈指の急坂として知られる船見坂を歩き、小林多喜二、伊藤整、岡田三郎ら小樽ゆかりの作家の資料を展示する市立小樽文学館を見学、北一硝子本店で土産物を買ったりした記憶があります。

政府が制定を目論む共謀罪は、2人以上の人間が、対象犯罪の実行を合意することが処罰されます。犯罪を実行する前の段階で、「共謀」しただけで罪となるもので、言葉を交わさなくても、めくばせしただけでも、「暗黙の意思表示」で「共謀」したことになります。何をしなくても、警察が「共謀した」と判断すれば逮捕されかねない危険な法案です。
安倍首相は、東京オリンピックのテロ対策のために「共謀罪」は必要だ、一般市民には関係のないものだと言っていますが、真の目的は、戦争に反対する市民運動や労働組合運動を萎縮させ、弾圧するための武器を警察や検察に与えることにあります。小林多喜二の時代の治安維持法と同じです。

再び小林多喜二の時代とならないように、多喜二のように「希望」をもち、「共謀罪」に反対していかなくてはなりません。
そんなことを考えながら、近いうちにまた小樽を訪ねてみたいという思いが強くなりました。
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