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zoom RSS アート展「In Our Hands」

<<   作成日時 : 2016/10/25 18:45   >>

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東京・杉並区の久遠キリスト教会で10月25日まで開かれていたアート展「In Our Hands」。最終日の午後、大学での授業の帰りに立ち寄りました。

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「毎日新聞ニュース」(2016年10月24日、http://mainichi.jp/articles/20161025/k00/00m/040/015000c)にアート展が行われている記事を見て立ち寄ったのですが、会場には数人の方が来られていました。

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アート展を開いたのは、オーストラリア出身で1980年に来日、東京に在住するキャサリン・フィッシャーさん。彼女は、2002年に神奈川県横須賀で、当時空母キティホークの乗組員であった米兵にレイプされました。米兵は不起訴になりましたが、フィッシャーさんは、損害賠償を請求する民事訴訟を東京地裁に起こし、04年に勝訴しました。しかし、裁判中に米兵は除隊して帰国し、所在不明で賠償金は支払われず、彼女は、元米兵の居場所を捜し出し、現地の裁判所に東京地裁の判決の履行を求めて提訴し勝訴しました。「お金よりも、正義のために」起こした裁判でしたが、賠償金は1ドルでした。

事件直後から、フィッシャーさんの支えになったのがアートでした。事件直後の作品からは「We won’t help you(助けてあげない)」、「RIAR(うそつき)」といった言葉が並び、当時の苦しみが感じ取れる作品であるのに対し、最近の作品は、ピンクや黄色の色彩で、手のひらに花などが描かれ、「I Am Beautiful(私は美しい)」と大きく描かれた作品には小さな鏡がついています。
アート展のタイトル「In Our Hands」は、「私達の手の中に」という意味で、フィッシャーさんは、自分たちの手で変えられることがある、という思いが込められているそうです。

会場には、彼女が何度も通った沖縄の、これまで米兵よる暴行を受けた被害者の歴史をアートにした作品も展示されていました。

フィッシャーさんは、10月22日に青山学院大学で開かれたトークイベント「アジアン・アクティビスタ2016 世界を変えようとする女性たち」で講演し、「日本は百年古い」と欧米に比べ立ち後れているレイプ被害者対応の現状を批判しました。
彼女は、米兵にレイプされたとき、神奈川県警に行き「助けてください」と言ったのに、「加害者は自分で捜せ」「ケガしているなら見せろよ」とヤクザみたいな言葉を投げかけられた、といいます。アメリカに逃げた加害者を自力で見つけて提訴したとき、裁判の中で明らかになったのは、本国に逃げたのは米軍の指示によるものであったことでした。米兵の「逃げ得」を許し続ける日米地位協定を批判し、沖縄からの地位協定改正の訴えに同調したということです。(時事ドットコム2016年10月22日、http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102200283&g=soc

米兵の性犯罪をなくすためには米軍基地の撤去が必要ですが、最低限、日米地位協定を改正し、米兵であろうと日本の法に従って処罰できるようにすることが求められています。また、性暴力被害者に対する警察の誠実な対応が求められています。

傷ついた心を癒やすために作り続けられた作品を見て、フィッシャーさんの心の強さとあたたかさを感じながら、会場をあとにしました。

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