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zoom RSS 京の夏の旅1 綾小路通

<<   作成日時 : 2016/07/29 07:00   >>

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ことしの夏の旅行は、文化財特別公開の庭園を見に行くことと、貴船で川床料理を楽しむことを目的に7月22日から2泊3日で出かけました。

東京はぽつぽつ雨が降る天気でしたが、梅雨明けしている京都は晴れていました。

朝日新聞の7月16日付朝刊に「みちのものがたり」という連載に「綾小路通」が紹介されていました。そこで紹介されている「杉本家住宅」と作家・高橋知巳の妻で作家の高橋たか子の生家が近くにあるというので、綾小路通を歩くことにしました。

地下鉄四条駅で下車して、四条通より一本南の通りが綾小路通。滋賀銀行の横を入り、ところどころにカフェや飲食店が並ぶ細い通りをしばらく歩いて行くと、右手に京格子を建てつけた商家の建物が見えてきます。そこが杉本家住宅でした。

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表通りに面した店棟の奥に母屋棟が建ち、そこに受付がありました。

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呉服商「奈良屋」の旧店舗を兼ねた町家は築140年を超し、市内では最大級の町家とのこと。
座敷や大座敷、仏間など奥行きが広い京町家らしいたたずまいで、狭いながらも調和の取れた座敷庭を眺めていると、心が落ち着きます。

杉本家住宅を後に西に綾小路通を進むと、四条通に抜ける膏薬辻子(こうやくのずし)と呼ばれるこぎれいに整備された散策路がありました。

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四条通に出て、和菓子屋でお団子を食べながら小休止。
再び綾小路通に戻り、高橋たか子の生家を目指しました。たか子の生家は、綾小路通より一筋南の仏光寺通と醒ヶ井通の交差点近くにある、と朝日新聞にはあったので、それを頼りに探しましたが、たか子の旧姓、岡本の名札を見つけることはできませんでした。

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高橋たか子の生家近く

朝日新聞の記事は、昔は裕福な商人が多く住んでいたのが綾小路通で、嵯峨出身の井上章一さん(国際日本文化研究センター教授)は、約40年前に、杉本家9代目当主で仏文学者の杉本秀太郎から、「昔、あのあたりにいるお百姓さんが、うちへよう肥(人糞)をくみにくれたんや」と言われ、『京都ぎらい』(朝日新書)で、洛中の優越意識を告発したこと、また、高橋たか子は、「女性蔑視」という表現で、やはり故郷への嫌悪をあらわにし続けた
作家であることが書かれています。そして、綾小路通の矢田町とて、洛中のナンバーワンとは言えず、秀太郎は室町通を頂点にした、祇園祭の山鉾町の微妙な序列を意識しつつ、「伯牙山」保存のため、町衆の責任を全うしたことにも触れています。
綾小路通は、「京都ぎらい」因縁の地ですが、「京都ぎらい」が投げかけるテーマの複雑さをかかえた通りであることを思いながら、歩きました。

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