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zoom RSS 日本キャリアデザイン学会第12回研究大会

<<   作成日時 : 2015/09/09 07:24   >>

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日本キャリアデザイン学会の第12回研究大会が9月5日・6日の2日間、北海道札幌市にある北海学園大学豊平キャンパスで開催され、参加をしてきました。

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自由研究発表は、大学のキャリア教育に関連する発表を中心に部会に参加をし、2日間で9本の発表を聴きました。

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9月5日は、部会2「大学生のキャリア教育」、部会6「大学生の就職支援」。部会6は、私が司会を担当、コメンテーターは児美川孝一郎さん(法政大学)でした。9月6日は、部会11「キャリア教育、新たな取り組み」に参加をしました。
発表の中では、中嶌剛さん(千葉経済大学)の「自覚的キャリア形成のための労働法教育の取組みと課題」の発表に関心を持ちました。労働法の知識の修得にとどまらず、適切な行動に結びつけることができる実践的な能力を身につけることにより自立した主体を育成することを基本的視点とし、キャリア教育と労働法教育の融合をはかり、「自らの判断と行動に責任を持てるような(=自覚的)」キャリア形成支援の在り方を検証しようとするもので、実践としては学部の「キャリアデザイン」科目と大学院の「社会保険特論」を融合した授業展開を実践事例として紹介したものでした。しかし、ねらいは理解できるとしても、本来なら「キャリアデザイン」科目と専門科目の連携の中で労働教育のの視点を踏まえたキャリア教育をどのように取り組むべきか、具体的な提言がほしかったと思っていす。

学界特別企画では、「農業とキャリアデザイン〜これからの農業を支える人材育成のために〜」をテーマに、内山佳奈さん(うちやま農園)と佐藤一絵さん(農林水産省)が講演しました。

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内山さんは、大学を卒業後、会社員となり、結婚、会社員の夫が家業の農業を継ぐことになり、アスパラ農家の嫁となりました。職業としての農業に興味がなかったにもかかわらず、農協のフレッシュミズや女性農業者の会に入ったり、農業の勉強会や農水省の「農業女子プロジェクト」に参加したり、農園で料理教室を開いたりする活動をする中で、出会った人たちからの刺激により、少しずつ農業に興味を持つようになったことを話され、「農業女子プロジェクト」や北海道内の若手女性農業者のグループ「Links(リンクス)」の活動を紹介しました。
ファミリー経営の多い農家の中で、マルシェや企業とコラボをしたさまざまな取り組みに参加をしている内山さんの姿は、これからの農業の新しいあり方を示していて、興味深い講演でした。
ただ、佐藤さんが紹介したように、日本の農業は若者の就農が少なく超高齢化している中で、農水省は新規就農・経営継承対策を進めていますが、TPPなどが北海道の農業に与える影響などは触れられなかったので、そうした問題を含め、日本の農業のあり方、人材育成のあり方について議論が深められると、もっと良かったと思っています。
*うちやま農園 http://uchiyamanouen.com/

大学のキャリア教育についてはこれまでも、個別の大学での取り組みが紹介され、アンケートなどをもとに、その評価・分析はされてきました。問題は、個別の大学の取り組みが、大学のキャリア教育の中でどのような位置づけになるのか、どのような独自性があるのか、といった評価の発表はあまりないように思います。今後は、そのことが問われる必要があると考えています。

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