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zoom RSS 日光への旅3 日光金谷ホテル

<<   作成日時 : 2015/04/30 14:10   >>

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ホテルに戻り、ホテルツアーに参加しました。

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金谷ホテルは、日本最古の西洋式リゾートホテルで、クラッシックホテルの代表的なホテルとして知られています。ホテルの内部を見学しながら、ホテルの歴史や建物の特徴などを説明してもらえるとのことでした。

金谷ホテルの始まりは、次のようでした。1870(明治3)年にアメリカ人宣教師ヘボンが日光に訪れた際に、自宅を宿として提供したのが、東照宮の楽師(笙奏者)を務めていた金谷善一郎でした。ヘボンは、日光を訪れる外国人の増加を見越し、外国人専用の宿泊施設を来ることを善一郎に進言。この言葉を受けて善一郎は、民宿開業を決意し、自宅を改造し、73年に「金谷カテッジイン」を開業しました。

ヘボンは、ヘボン式ローマ字を普及させた人として知られ、また、明治学院を創った人としても知られています。まさかヘボンの名前を金谷ホテルとの関連で聞くとは思っていませんでした。
また、ヘボンの紹介で、カテッジインに逗留した人にイギリス人旅行家イザベラ・バードがいます。バードは日本各地を旅行したときの様子を「日本奥地紀行」(1880年)にまとめていますが、バードは1878年の6月から9月にかけて東京から日光、新潟などを経て北海道に至る北日本を旅行しています。
日光では、金谷カテッジインに泊まり、日光の各地を旅していますが、春日部や栃木など、これまで通ってきた関東平野が醜い夢に過ぎない、と書くほどその美しさを絶賛し、金谷家の雰囲気とともにその人柄についても誉めたたえています。
「私がいま滞在している家について、どう書いてよいものか私には分からない。これは、美しい日本の田園風景である。家の内も外も、人の目を楽しませてくれぬものは一つもない。宿屋の騒音で苦い目にあった後で、この静寂の中に、音楽的な水の音、鳥の鳴き声を聞くことは、ほんとうに心をすがすがしくさせる。(略)金谷さんの妹は、たいそうやさしくて、上品な感じの女性である。(略)日光は「日の当たる光輝」を意味する。その美しさは全日本の詩歌や芸術に有名である。男体山を主峰とする山々は一年の大半を雪におおわれ、あるいは残雪を点在させているが、人々に神として尊崇されている。すばらしい樹木の森林。人がほとんど足を踏み入れない峡谷や山道。永遠の静寂の中に眠る暗緑色の湖水。250フィートの高さから中禅寺湖の水が落ちる華厳の滝の深い滝壺。霧降の滝の明るい美しさ。大日堂の庭園の魅力。大谷川が上流から奔り流れ出てくる薄暗い山間の壮大さ。つつじ、木蓮の華麗な花。おそらく日本に並ぶものがない豪華な草木も、二人の偉大な将軍の社をとりまく魅力の数々のほんの一部にすぎない。」

説明では、バードが滞在したことには触れていましたが、「日本奥地紀行」の記述については語られませんでした。なお、カテッジインはSamurai House(侍屋敷)と外国人客の間では呼ばれていたということです。

1893(明治26)年に、現在地に建築途中のまま放置されていたホテルを買収、竣工し「金谷ホテル」として開業しました。本館2階建て30室で、当時は、現在2階になっているレストランの部分が玄関ロビーだったという説明でした。1936(昭和11)年に下を掘って地上3階建てにしたということですが、どんな工事だったのか興味を引きます。1901(明治31)ねんには「新館」が完成しますが、その大食堂は柱がなく、天井は鉄筋を入れて吊っている工法で出来ていて、建築史のうえでも珍しい工法で作られているということでした。

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私たちが泊まった部屋は、1935(昭和10)年に作られた3階建て24室の「別館」でしたが、昭和天皇が宿泊したときは、この「別館」に泊まったということです。外観は和風の建築ですが、内部は洋室になっています。

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クラシックホテルでは、箱根の富士屋ホテル、軽井沢の万平ホテルなどがよく知られていますが、金谷善一郎の次男・正造は、箱根富士屋ホテルの山口家に婿養子で入っていて、金谷ホテルと縁があることを知りました。

興味深い説明を受けながら、ホテル内を回り、50分ほどのツアーは終わりました。

少し休憩をしたあと、本館2階のレストランで夕食をとりました。
私たちは、「特製日光虹鱒ディナー」のコース料理を注文し、ゆったりとした雰囲気の中で、虹鱒のソテーを堪能しました。

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ワインは、社長さんからのプレゼントということでしたが、追加のワインも料金は取られていませんでした。チェックアウトのときにも、わざわざ社長さんが挨拶に見えられ、言葉をかけてくださいましたが、このようなおもてなしをしていただき、とても感謝しています。

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