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zoom RSS 「ひめゆり」元学徒が最終講話

<<   作成日時 : 2015/03/24 08:11   >>

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沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館で、1989年の開館以来行われてきた元ひめゆり学徒による講話が3月22日をもって終了しました。東京新聞によれば、元学徒の高齢化により講話を続けていくことが困難と判断、沖縄戦から70年の節目に進退を決め、4月以降は、戦争体験のない若い世代が学徒らの記憶を伝えていく役割を引き継ぐということです(『東京新聞』2015年3月23日付朝刊)。

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『東京新聞』2015年3月23日付朝刊

私が高校在職中の1994年3月、学年主任であったときに、初めて沖縄への修学旅行が実現しました。航空機の利用が可能になり、修学旅行の行き先を沖縄にした理由を、私は次のように書いたことがあります。

とくに沖縄での平和学習にこだわったのは、住民を巻き込んでの激しい地上戦となった沖縄は、広島や長崎とは違ったかたちで、あの戦争が何であったかを圧倒的な迫力で語りかけてくれる戦跡と証言があること、しかも、私たちが生きている現在が本当に平和なのかを問いかける広大なアメリカ軍基地が存在し、日本の過去と現在の縮図を学ぶことが出来るからである。(「沖縄戦から『平和』を学ぶ旅」『修学旅行読本』高文研、1995年)

そして修学旅行では、糸数壕やガラビ壕、轟の壕などでの壕での暗闇体験の前後に、元ひめゆり学徒または元白梅学徒の方にお願いをして講話をしていただきました。生徒とほぼ同じ年代のときに沖縄戦を体験した元学徒の方から直接、そのすさまじい体験を聞くことは、生徒たちに戦争のむごたらしさを実感させ、大きな衝撃を与えました。

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元ひめゆり学徒、上原当美子さん(2005年当時)
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ひめゆりの塔前での慰霊の集い(2005年3月5日)

戦後70年、戦争が風化し、安倍政権のもとで、集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法の制定などにより、「戦争のできる国」に大きく転換しようとしている今日、沖縄戦から学ぶものは大きいものがあると思っています。沖縄修学旅行で、元学徒の方から講話をしていただくことは、若い世代の人たちにとっては直接、戦争体験者から証言を聞く貴重な機会になっていました。高齢化のために直接証言を聞くことはできなくなりましたが、「世の中がどんなに変わっても、毅然として平和の尊さを伝えていってほしい」という島袋淑子館長の言葉は、教員がきちんと受け止める必要があります。そして、平和学習を進めていくことが、いまこそ教員1人ひとりに問われていると思っています。

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